敬老の日とは?由来や意味は?

9月と言えば、おじいちゃんや、
おばあちゃんに感謝の気持ちを伝える
『敬老の日』というのがありますよね。

 
毎年、当たり前にある祝日ですが、
あなたは、この敬老の日のこと、
どれぐらい知っていますか?

 
「けいろうのひって、なあに?」

子供にそう聞かれたら、
ちゃんと答えられますか?

 

そこで今回は、子供に聞かれても
正しく教えられるように、

敬老の日の意味や由来を、
説明していこうと思います^^

 

スポンサーリンク

 

敬老の日はいつ?

 
由来を説明する前に、まずは
敬老の日の日にちについてお話しましょう。

 
「日にち?9月15日でしょ?」
「・・・えーっと、何日だっけ・・・」

 
9月15日だと思っている人、
そもそも日を知らず、まさに今急いで
グーグル先生に聞いた人(笑)、

様々ではないでしょうか。

 
グーグル先生も、おうちにあるカレンダーも、

「敬老の日 9月19日」

と教えてくれていることと思います。

 
9月15日が敬老の日だったのは、
2002年(平成14年)までの話。

 
ハッピーマンデー制度が、
取り入れられたことにより、
2003年からは、「9月の第3月曜」になりました。

 
なので必然的に、お仕事によっては、
土曜・日曜・月曜と三連休になる人も
出てくるということですね。

 
ということで、今年(2016年)は9月19日。

 

では、敬老の日を正しく知ったところで、
次からいよいよ、敬老の日の意味や由来
迫っていきましょう。

 

スポンサーリンク

 

敬老の日の意味とその由来

 
敬老の日は、1965年に法律で定められた祝日。

 

088904

「多年にわたり社会につくしてきた
老人を敬愛し、長寿を祝う」
という日です。

 

ですが、お子さんには、このまま伝えても
難しいと思うので、

「日本のため、家族のために、
頑張ってきたおじいちゃん・おばあちゃんに

『いつもありがとう、
これからも元気に長生きしてね』
っていう
気持ちを伝える日だよ」

と教える感じでいいでしょう。

 
elder (1)

 

次に由来についてですが、これは実は2つ、
説があります。

 

「悲田院」説

 
飛鳥時代の皇族で、政治家であった聖徳太子。

 
この聖徳太子さんは、
「悲田院(ひでんいん)」という寺院を建てました。

 
身寄りのない老人を引き取り、
ここで身の回りの世話をしていたようです。

今でいう、老人ホームのようなものですね。

 
この寺院が建てられたのが、
593年の9月15日であることが、
敬老の日につながっていると言われています。

 

「養老の滝」説

 
平安時代から伝わる、貧しい男とその父親の話です。

 

年老いて働けない父親を養うため、
男は毎日薪を売って、何とかお金を
作りながら暮らしていました。

 
男の父親は、たいそうな酒好きでしたが、
貧しさから、満足にお酒を
買ってあげることはできず、

男は、「酒好きの父親の願いを
叶えられないなんて、だめな息子だ。
一度でいいから、思う存分飲ませてやりたい」

と、自問自答を繰り返す日々を送っていました。

 
そんなあるとき。

男は、いつものように薪を集めるため、
山を歩いている途中で、足を滑らせて
横転してしまいました。

 
そして、何とか立ち上がると、どこからか
かぐわしい香りがしてくるのに気づきます。

 
その匂いのするほうへ行ってみると、
そこにあったのは、岩と岩の間から
流れる白く濁った滝。

 
匂いの元はこれだと、一口飲んでみて
男は驚きました。

それは、今まで飲んだことのない味と、
かいだことのない匂いがする美酒だったのです。

 
「これはきっと親父も喜んでくれる!」

そう思った男は何往復もして、
その美酒を父親に飲ませました。

父親は、大好きなお酒を飲むことでき、
男の願いは叶えられたのです。

 

elder (2)

 

このことを聞きつけた、
当時の天皇(元正天皇)は深く感動し、
すぐにその滝へ向かいました。

その日が9月15日だったと言われており、
敬老の日につながっているとされています。

 
天皇は、これからもずっと
男の孝行心を語り継いでいこうと、
この滝を「養老の滝」と名づけました。

 

 

敬老の日の由来に、こんなのがあったとは、
驚きですよね。

 
あくまでも「説」ですから、
どちらかが正しいとか、
間違ってるとかはありません。

 
なので、お子さんに説明がしやすいほうを
伝えてあげればいいかなと思います。

 
個人的には、真実味があって、
説明もしやすそうな、聖徳太子の説がいいかな、と^^

 
「聖徳太子っていう昔の偉い人が、
おじいちゃんおばあちゃんが安心して
毎日暮らせるように、おうちを建てた。

そのおうちを建てた日が、敬老の日になったんだよ」

といった感じですかね。

 
敬老の日が、9月15日から変わったことは、
そのうち学校で習うと思うので、
そこまでは突っ込まなくてもいいと思います。

 
小さいうちは、敬老の日の由来を知り、
自分のおじいちゃんおばあちゃんを
大切にするという気持ちさえ
養ってもらえれば、それでいいでしょう(^^♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました