冬至にかぼちゃを食べるとか、ゆずを浮かべたお風呂に入るとか、よく聞くけど一体どうして・・・
と思ったことはありませんか??
今日は、そんな冬至の風習「かぼちゃを食べる」について、いろいろ調べてみました。
まわりの人に教えてあげたり、由来を知った上で、冬至の風習を楽しんでみてください♪
そもそも冬至って?
まずは簡単に、冬至ってなんなのかについて触っておきます。
冬至とは、1年を24に分けて、季節の移り変わりをあらわした「二十四節気」というものの1つです。
他にも、立春や立秋、夏至、秋分などがあります。
細かい分け方は下の通り。
春:立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
夏:立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
秋:立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
冬:立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
冬至は、太陽の高さが1年で1番低くなって、昼の長さが1年で1番短い日なんです。
冬至は1年の始まりだった
昼が1番短い=「太陽の力が1番弱い日」
ということで、その日以降は、太陽の力が再び強くなってくる日であるため、冬至を1年の初めとする考えがありました。
この考えをもとにすると、冬至は「太陽が生まれ変わる日」となるため、世界各地で、冬至のお祝いの祭りが盛大に行わわれていたそうです。
あの「クリスマス」の行事も、実は、太陽の復活を祝う古代ヨーロッパのお祭りとキリストの生誕が結びついたもので、いろいろな説のあった、キリストの降臨日が12月25日になったといわれています。
中国や日本では、古くから冬至には太陽の力が再び戻ってくる =「冬至を境に運が向いてくる」としています。
また、冬至の直前の、新月の日は朔日(ついたち)とされ、天皇に奏上する儀式の日となっていて、今でも、冬至は日本の文化に根強く残った暦(こよみ)と言えます。
冬至の日は、毎年12月の21日か22日で、2017年の冬至は12月22日(金)です。
冬至とかぼちゃの関係
冬至にかぼちゃを食べるのには、2つの理由があります。
- かぼちゃ=南瓜(なんきん)で「ん」が2つつくので「運」があるという理由
- かぼちゃが夏の野菜であるから、という理由
「ん」がつくって、冗談みたいな理由ですが、本当です。
「ん」がつく、という点では、ほかにも
- 蓮根(れんこん)
- 人参(にんじん)
- 銀杏(ぎんなん)
- 金柑(きんかん)
- 寒天(かんてん)
- 饂飩(うんどん)=うどん
があり、南瓜(かぼちゃ)とあわせて「冬至の七種(ななくさ)」といいます。
冬至に「運」があるものを食べるのは、先ほどの通り、冬至は、運気が上昇し始める日とされているため、運を上げるものを食べる=「運盛り」という風習につながったからだそうです。
一方、かぼちゃが夏野菜だから食べる、という理由については、日が弱く「陰」の気が強まる冬至に、反対の「陽」とされている夏野菜を食べることで、、これまた運気を上げる意味合いがあるからだそう。
かぼちゃは「ん」だけじゃなくて優秀!
また、栄養の面でも、かぼちゃに含まれるカロチンやビタミンを多くとり、風邪などへの抵抗力をつける効果もあります。
皮膚や粘膜にも、よい効果があるそうで、肌をツヤツヤにする嬉しい副作用も(^^♪
昔は、かぼちゃのように、保存のできる野菜は少なかったので、冬に食べることで特別な栄養をつける知恵でもあったのかもしれませんね。
このように、冬至は1年の始まりであり、その日から、運気がどんどん上昇する!と考えられている日ということです。
かぼちゃを食べて悪運をリセットし、幸運をゲットしちゃいましょう♪
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