おしることぜんざいの違い!関東と関西では別物だった!?

寒くなってくると体を温めたくて、
温かいものが食べたくなりますよね。

 
スープなどの洋風なのもいいけど、
やはり、日本に昔からある
「おしるこ」や「ぜんざい」も捨てがたい!

 
モチモチしたお餅、
甘くておいしい、あん・・・

甘さと熱さで、体も心もぽかぽか。

 
そんな、おしるこやぜんざいですが、
あなたは、この2つの違いを知っていますか?

 
汁があるかないかだけの違いじゃないの?
使われてるあんが、こしあんかつぶあんかで違う?

 
そこで今回は、おしることぜんざいの違い
詳し~く調べてみました!

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おしることぜんざいの違いを紹介する前に、
まずは、それぞれの由来について
お話しておきましょう。

 

おしるこやぜんざいとは??

おしるこの由来

 
おしるこの発祥は、江戸時代。

 
あんの汁の中に餅を入れることから
「餡汁子餅」、略して汁子。

そこから「汁粉」になったと考えられています。

 
shiruko (3)

 
あら!
とっても簡単でしたね(^^;

 

ぜんざいの由来

 
ぜんざいの由来には、2つの説があります。

 
arrow 善哉説

 
ぜんざいは漢字で「善哉」と書きますが、
これは、サンスクリット語の「sadhu」
漢語にしたもの。

 
弟子を褒めたたえるときに使う仏教用語で
「実にいい」「それでいい」という意味
なんだそうです。

 
そんな言葉が、ぜんざいの由来になったのは
初めてこれを食べた禅僧が「善哉」と
叫んだから
だということです。

 

arrow 神在餅説

 
出雲地方では、旧暦の10月に
「神在祭(かみありさい)」という
神事が行われています。

 
このお祭りで、ふるまわれているのが
餅と一緒に、小豆を煮てつくった
「神在餅(じんざいもち)」です。

 
この「じんざい」が出雲弁で
「ずんざい」と訛り、

そこからだんだん「ぜんざい」となって
京都に伝わったと言われています。

 
ぜんざいの発祥は、出雲であるということですね。

 
shiruko (1)

 
江戸初期の文献、「祇園物語」や
「梅村載筆」「雲陽誌」などにも記されています。

 

では、2つの由来について勉強したところで、
いよいよ、違いについてお話していきますね^^

 

おしることぜんざいの違いについて

 
ものすごく簡単に言うと、

 

汁粉とは、
・水であんこを煮て、汁を作ったもの。
・汁にこしあんやつぶあんなどが入っている。

ぜんざいとは、
・水に小豆と砂糖を入れて、煮て汁を作ったもの。

 
・基本的にどちらも、お餅は入っている。

 

というような感じです。

 

しかし実は、関東と関西でちょっと
呼び名の違いがあったりするんです。

 
では今から、関東と関西に分けて
その呼び名を見ていきましょう。

 

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関東では・・・

 
arrow おしるこ

水であんこを溶いて、煮た汁の中に
お餅を入れたもの
が、
基本的に「おしるこ」として食べられています。

 
つぶあんなのか、こしあんなのかは、
特に決まっていないようですが、

どちらかというと、つぶあんのおしるこが
メジャーのようです。

 
arrow ぜんざい

関東のぜんざいは、ゆるいあんこの上に
白玉が乗っており、
ほかに、餅や栗が入っています。

汁気はありません。

 

関西では・・・

 
arrow おしるこ

汁の作り方としては、関東のおしること一緒ですね。

 
ただ、こしあんでもつぶあんも、
どちらも使う関東に対して、

関西でのおしるこで使われるのは、
こしあんのみと決まっています。

 
つぶあんのものは、関西では
おしることは言わないんですねー。

 
arrow ぜんざい

shiruko (2)

 
関西のぜんざいは、汁気があり、
つぶあんを使っています。

 
これも、つぶあんだと決まっているそうです。

 
汁気がないもの(東京でいうぜんざい)は、
関西だと「亀山」と呼ばれる料理になり、
ぜんざいとは、また別物になります。

 
汁気がないのがぜんざい、
でも関西では別の料理・・・

 

まとめ

ながながと書いてまいりましたが、
何だかややこしいですね。

ザックリまとめると、こんな感じです。

 

【関東】

  • 汁気のあるもの → こしあんでもつぶあんでもおしるこ
  • 汁気のないもの → ぜんざい

【関西】

  • 汁気があり、こしあんを使っているもの → おしるこ
  • 汁気があり、つぶあんを使っているもの → ぜんざい
  • 汁気がないもの → 亀山

ん~~、やっぱりややこしい・・・

でも、少しは参考になりました?

ではまた^^

 

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