数え年とはなに?かんたんな計算方法は?

履歴書などを見ると、年齢のところに
「満○歳」ってありますよね。

そこに、私たちはその時点での年齢、
つまり「満年齢」を書きますが、
年齢の数え方って、ほかにもありますよね。

 

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そう、それは「数え年」です。

 
でも数え年って、普段あまり使わないし、
使うといったら、占いとかぐらい?

満年齢との違いって、あんまりわからないかも・・・

 
数え年って何?
他にどんなときに使うの?

なんて聞かれたら、答えられない・・・

 
そこで今回は、数え年を使う場面や
その計算方法など、
数え年について
いろいろ調べてみました!

 

数え年とは?

 
数え年というのは、生まれた時点が
「0歳」ではなく、「1歳」
とカウントします。

 
それ以降、元旦を迎えるごとに、
1歳プラス
していくんですね。

 
子供の成長を祝う七五三や、
還暦や古希など長寿のお祝い、

あとは、占いなどでも使われています。

(七五三や長寿のお祝いは、
最近は満年齢で祝うことも増えているようですが・・・)

 
数え方ですが、

例えば、平成27年4月3日に生まれたとします。
その時点で、1歳。

平成28年1月1日になったら、2歳と数えます。

 
baby

 

お母さんのおなかから、おぎゃー!と
生まれたときは、もうすでに1歳って、
何かふしぎな感じですね(笑)

 
「じゃあ、誕生日の時点で0歳と数える
満年齢より+1歳すると、考えれば
いいってことなのね?」

 
いえ、実はそういうわけでもないんです。

 

例えば、

平成26年12月31日に生まれた子がいるとします。

その子はその時点では、1歳です。

 
ところが次の日、
平成27年1月1日になったら、2歳となります。

 
こうなると、満年齢では平成27年1月1日は
0歳なわけですから、数え年とでは
2歳の差が出るわけですね。

 

元旦に年を重ねるというのは、お母さんの
おなかの中にいるときの分も、
年齢に加えるという、仏教の考え方があることや、

「元旦にお迎えする年神様から1つ年をいただく
という考えがあるそうです。

 
数え年の数え方は、神様への感謝の気持ちの
表れだとも、言われているんですね!

 

・・・何かいろいろと説明してしまいましたが・・・

要は、

point

■その年の誕生日を迎えていない場合 → 満年齢+2
■すでにその年の誕生日を迎えた場合 → 満年齢+1

となります。

 

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数え年の由来は?

 
日本では昔から、年齢を数えるときは、
数え年が使われていましたが、

明治の中頃に「年齢計算に関する法律」
制定され、満年齢の使用を、奨めるようになりました。

 
しかしそれでも、みんな数え年で
慣れているせいか、
満年齢が浸透していかなかったため、

昭和24年に「年齢のとなえ方に関する法律」
という法律が改めて施行。

 
国・地方公共団体の機関に対しては、
満年齢を使うよう義務付けられ、

もし数え年を使うのであれば、
はっきりと使っている旨を書いておくように、
となりました。

 

こういった法律がなぜできたかというと、

国際化に対応するため、
正確な出生届を促進させるため、
配給のミスを防ぐため、

などが理由のようです。

 
戦後は、食糧配給で問題が多く、数え年だと
0歳の赤ちゃんに、2歳の食事が回ってしまうなど、
配給に混乱があったんだそうですよ。

 

 

いかがだったでしょうか?

 
年齢の数え方は、2通りあるということで、
ややこしいな、と感じることもあるかもしれません。

 
数え年は満年齢と比べると、
使うことも少ないし、意味や由来すら
知らない人も多いでしょう。

 
しかし、「おなかの中にいるときから
人として考え年齢を数える」とか、

「年神様から一つ、ありがたく年を頂く」
という考え方は、歴史や文化を重んじる
感じがしていいですよね!

 
この素晴らしい伝統を、ぜひ子供にも
伝えていきたいですね。

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