今までお歳暮なんて、贈ったことなかったけど、就職したり、結婚したりすると、取引先や親戚に、贈らないといけなくなるかも・・・
でも、お歳暮のルールって、たくさんありそうで大変!!
そんな風に思っていませんか?
今回は、そんなお歳暮のルールや地域ごとの違いをまとめました。
初めてお歳暮をおくるあなたも、これで安心ですよ^^
そもそもお歳暮ってどんな文化?
お歳暮って、1つの決まりごとのように感じますけど、そもそも、どんな意味を持ってるんでしょう?
まずはそんなところから、見ていきますね。
お歳暮のルールの由来がわかりますので、ちょっとお付き合いくださいm(__)m
お歳暮とは!
その名のとおり、年の暮れという意味で、年の暮れに、その一年間お世話になった人に贈り物をする行為です。
もともとは、お正月に先祖や神様を祀るときに、お供え物を用意したり、持ち寄ったりする習慣が、元になっています。
その習慣が、江戸時代のころに商人が決済をするお盆と年の暮れに、得意先に物をおくったり、分家が本家に、あいさつの品を持参したりする習わしに変わっていきました。
やがて年の暮れに、その一年間お世話になった人に贈り物をする行為になっていきました。
そしてその習慣が「歳暮回り」と呼ばれるようになり、年の暮れの、贈り物の習慣として定着した・・・ と言われています。
お世話になった人に贈り物をする、ということですが、実際はどんな人に、お歳暮をおくればいいのでしょう?
お歳暮をおくる相手は?
もともとは、お世話になった相手や、取引先や上司、仲人をしてくれた人、お稽古の先生など、目上の人におくるのが一般的でした。
でも今は、そんな人たちに加えて、仲のよい友人や親族などにも、お歳暮をおくることがあります。
お歳暮には、「1年間ありがとうございました」という意味のほかに、「これからもお世話になります」という気持ちも含まれています。
つまり!
1年間お世話になり、今後もお付き合いをしていきたい相手!!
が、お歳暮をおくる対象と言えるでしょう。
ただ、贈るのを注意すべき相手がいます。
政治家や公務員など、公職についている人です。
その相手に贈り物をすることは、公職選挙法や公務員規定に抵触する可能性があるため、禁止されているのです。
自分だけではなく、相手に迷惑をかけてしまうので、注意が必要です。
公立学校の先生も含まれるので、恩師や子どもがかよう公立学校の先生に・・・
と思っても、贈り物はひかえたほうが賢明です。
また、禁止ではありませんが、ご不幸から、あまり時間がたっていない相手には、少し時期をずらして「御年賀」や「寒中御見舞」として渡すほうが親切です。
誰に出せばいいかは、わかったけれど、年末といっても、いつからいつまでに出せばいいの??
次は、お歳暮の時期についてのお話です。
お歳暮はいつまでに出す?
本来、12月初旬~12月31日が、お歳暮の時期と言われていますが、年末はどこの家庭も忙しいので、12月20日までには届くようにした方がよいでしょう。
なので、お歳暮の手配は、11月には済ませておきます。
いまの話は、関東地方での一般的な時期ですが、実は!!地域によって差があります。
関西は12月13日~12月31日までがお歳暮の時期なので、関東より少し、開始時期が遅めです。
つまり、関東の基準で、関西の方にお歳暮を出すと、ちょっと早いな~、と思われてしまうかもしれません(;´∀`)
お歳暮のような贈り物は、相手に感謝の気持を示すものなので、相手の地域の文化を尊重する配慮があったほうがよいでしょう。
こちらも、忙しい年末にかからないように少なくとも25日までには届くように手配します。
関東 12月初旬~12月31日(20日までに到着するのがベスト)
関西 12月13日~12月31日(25日までに到着するのがベスト)
いかがでしたか?
お歳暮なんてルールがたくさんありすぎて心配・・・
と思いがちですが、いたってシンプルで、「1年間ありがとう」「これからも宜しくお願いします」という気持ちで、プレゼントを
選べばいいだけなのです。
あとは、
- 相手が忙しくないか
- めでたいものを受け取れる時期か
- 地域のルールを無視していないか
という配慮さえあれば
マナー違反になることはありません。
古くからの習慣を活用して、人とのおつき合いがスムーズにいくといいですね♪
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