弘前ねぷたまつり!見どころは?歴史は?

青森の弘前市で行われている「弘前ねぷた祭り」。

同じく、青森の有名なお祭りである「ねぶた祭り」と似たような名前ではありますが、またちょっと違って、こちらも、ねぶた祭りに負けず劣らず、毎年、盛り上がる夏のお祭りです。

 

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そこでここでは、弘前ねぷた祭について、その日程や歴史などを詳しく紹介していきます!

 

弘前ねぷた祭りとは?

 
毎年、8月1日~7日に、弘前市で開催される、津軽四大夏祭りの1つ。

 
武者絵の描かれた扇型の人形「ねぷた」を、山車(だし)に乗せて、引き回しながら、市内を歩く光景が有名です。

 
毎年、期間中には150万人を超える人が見に来るという、何とも、にぎやかなお祭りです。

 

「ねぷた」という言葉の語源は、いろんな説があるようですが、

目には見えない魔物(怪我や病気など)を追い払う行事、「眠り流し」の「ねむり」がなまって「ねぷた」になったようです。

 

人形は扇型のほかにも、人形型の組ねぷたもあり、このお祭りに、約80台ものねぷたが出されます。

 
人形には、三国志や水滸伝などを題材とした武者絵が描かれており、高さが10m近くもあるものもあります。

 
そんな大きなねぷたを、「ヤーヤドー」と、声を掛けながらゆっくりと歩いて引きまわす「ねぷたの練り歩き」が、このお祭りの見どころ。

 
その後ろでは、笛の音と太鼓の音が力強く響いているので、まさに夏祭り!と言った感じです。

 
ヤーヤドーのかけ声、聞いてみてください↓

 

そして、もう1つの見どころは、7日の最終日、岩木川河川敷でねぷたを燃やす(炎で清め送る)「なぬかびおくり」。

ねぷたが燃える様はすごい迫力なので、見て損はないでしょう。

 

ちなみに練り歩きは、1~6日は19時ごろ。

7日は19時から、なぬかびおくりがあるので、10時ごろからになります。

 

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ねぷた祭りの歴史

 
ねぷた祭りの歴史は、時をさかのぼること何と400年も前。

ザッと説明すると、下記のような感じです。

 

1593年(文禄2年)ねぷたの始まり

津軽藩設立のため、藩祖、津軽為信が京都で豊臣秀吉に会ったとき、盂蘭盆会で、二間四方の大きな燈籠を出したことが始まりと言われています。

 
1682年(天和2年)弘前八幡宮の祭礼(~1883)

このお祭りをきっかけに、町内を練り歩くという文化が生まれ、1700年前半にかけて、根付いていったようです。

 
1800年代・大衆化と灯籠の変化

灯籠はどんどん大きくなり、人形化も行われ、どんどん華やかに、そして賑やかになっていきました。

そして、「3尺以下、太鼓は1尺以下の大きさでなければ罰す」というお触れが出るほど。

 
1868年~1926年(明治・大正)

組ねぷたが完成され、扇ねぷたも登場。

 
1926年~現在(昭和~平成)重要無形民俗文化財に指定

昭和の中頃、照明が
ロウソクから電気へと変わり、回転装置や昇降装置などもつき、どんどんハイテクになっていきました。

そして1980(昭和55)年に、青森ねぶたとともに、重要無形民俗文化財に指定されました。

そして現在まで、華やかなねぷたが津軽の夏の夜をにぎやかにしてくれています。

 
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400年という歴史ですから、全て説明すると長くなるので、ところどころはしょりましたが(笑)、こんな感じです。

 
とても歴史の長いお祭りであることが分かりますね。

 

では最後に、2015年のねぷた祭りの詳細を簡単に下記に記しておきます^^

行かれる方はぜひ参考にしてくださいね。

【弘前ねぷた祭り】

日程  8月1日~7日
荒天時 1、2日は順延、
    3~7日は雨天中止
交通  JR弘前駅より徒歩約20分
    青森駅方面より国道7号線経由、約1時間

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