引っ越しや、旅行、上司や部下・同僚の異動や転勤などで、親しい相手に贈る「お餞別」。
お餞別を贈るためにはのし袋を使いますが、そんな機会があまりないと、どののし袋を使えばいいのか・・・ なんて、悩む方も多いのではないでしょうか。
使うのし袋は用途によって異なりますし、書き方も、贈る相手によって変わってきます。
そこで今回は、お餞別にはどののし袋を使うのか、書き方はどうするのか、などを、ばっちり紹介しちゃいます^^
お餞別を渡すときに使うのし袋は?
のし袋に入れて、お餞別を渡す場合は、紅白の蝶結びの水引きがついたのし袋を使います。
ほとんどの場合は、紅白の蝶結びの水引きがついたのし袋を使って大丈夫です。のし袋がなければ、白い封筒でも構いません。
ただし!!
新婚旅行など、結婚に関係するものの場合だけは、紅白の結び切りの水引きがついたのし袋を使いましょう!
結婚は一度だけでいい、一度結んだらほどけないように、ということで、結び切りののし袋を使うのです。
では次に、書き方を説明していきますね!
のし袋の書き方
上段の書き方!
まずは、上の段に書く言葉を見てみましょう。
上記の言葉の中から、ピッタリとくる言葉を選んで、上段の中央に書いてください。
ただし!
個人で贈る場合、自分より目上の人に対して「御餞別」の言葉は、失礼にあたり、NGです。
もし個人で贈るのであれば、「御餞別」ではなく「おはなむけ」と書きましょう!
下段の書き方!
下段には、贈り主の名前を書きます。
1人の場合
姓のみ、またはフルネームを中央に、バランスよく書いてくださいね。
2人の場合
友達どうしなど、同じ立場の場合は左右対称になる位置に、バランスよく配置します。
上司と部下や、夫婦連名の場合は、中央に上司や夫の名前、左側に部下や妻の名前を書くといいでしょう。
3人の場合
3人の場合も2人の場合と同じように、立場が同じなら左右対称にバランスよく、上司と部下なら上司の名前を中央に、あとの2人はその左に、立場が上の人から書きます。
4人以上の場合
4人以上になる場合は、表書きには代表者の名前を中央に書いて、左側に「他五名」などと、人数を書きます。
そして、メンバーのリストを、中に入れましょう。
半紙に毛筆で書くのが、正式なやり方ですが便せんにペンで書いても、OKです^^
また、もしグループ名があるなら、メンバーのリストを中に入れ、グループ名を書きましょう。
「○○高校○○部OB一同」のように書いてください。
職場の場合
職場関係の人に贈る場合は、会社名や肩書きを添えるといいでしょう。
名前を中央に、会社名は右側に、肩書きは名前の上に小さく書いてくださいね。
また、手書きを省略する場合には、名刺を貼ることもあります。その場合は、袋の左下に貼ってください。
部署やグループで贈る場合は、「○○部一同」「○○課一同」「○○部有志一同」などと書き、中にメンバーのリストを入れます。
メンバーリストは、目上の人から順に書いてくださいね!
いかがでしたか?
「はなむけ」とも言われる、餞別の「餞」という文字には「はなむけ」の他にも「別れの宴」という意味があります。
昔は、旅行へ行くのは、すごく危険を伴うことだったため、旅立つ前に家族や友人たちが集まって、旅の安全を願う宴を行っていたことから来ているようです。
旅立つ方の前途が、明るく安全でありますように(^^♪
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