お正月を迎え、ポストを開けたら年賀状が!
今年は喪中なのに・・・
喪中はがきを出せばいいのかな?
年も明けたし、年賀状でいいのかな?
こんな風に、喪中なのに年賀状が届いてしまったとき・・・
対応法を知らないという方も多いのではないでしょうか。
特に最近は年賀状ではなく、
メールやLINEなどで、新年のあいさつを
すますという方も少なくないようなので、
そんな中で、突然、予定にない事態になると
焦ってしまうようです。
今回は、そんな方のために、
喪中なのに年賀状が来たときの対応法・マナーをお教えします。
喪中なのに年賀状が来てしまったら・・・
1、喪中はがきを出していない場合
年が明けたからと言って、年賀状を送ってはいけません。
また、「年賀状は送れません」
という旨を伝えるためのはがきが、喪中はがきなので、
それも、時期が違うので送ってはいけません。
この場合は「寒中見舞い」で対応しましょう。
◆寒中見舞いって?
厳しい寒さを迎える季節に送る、季節の便りの一つです。
この季節は、寒さから家にこもりがちになり、
風邪などの病気が流行ります。
そんな一年の中で、一番寒い時期を迎え、
寒中見舞いという、手紙やはがきなどの
書面を通して、相手の体調を気づかい、
こちらの近況も伝えるものです。
喪中の方に送る年賀状の代わり(挨拶状)としても使います。
◎寒中見舞いに使うハガキは?
はがきは、官製はがきよりも私製はがきの方が丁寧です。
・・・が、最近は郵便局でも、
いろいろなはがきを購入することができ、
金額的にもこちらの方がお得のようです^^
無地のはがきのほかに、椿の花、雪だるま、
雪うさぎ、かまくら、雪山、冬木立ち、
毛糸の手袋やマフラーなど、
冬の風物詩をとりいれた
イラスト、挿し絵のハガキもありますので、
こちらの方が寂しくなくていいかもしれませんね。
◎書き方・文例
「寒中お見舞い申し上げます」という書き出しから始め、
- 年賀状を頂いたことに対してのお礼
- 年賀状を出せなかった理由とお詫び
(喪中で遅れなかったこと、
年を越してからの報告になってしまったこと)
を書き、最後は
「今年も宜しくお願いします」という旨のあいさつでしめましょう。
以前、私がインターネットで調べた寒中見舞いの文例を、
下記に載せておきます。
新年の賀状を頂きまして有難うございました。
昨年○月に○(続柄)○○(故人のお名前)が ○才(年齢)にて永眠いたしましたので、年始のご挨拶を失礼させていただきました。
生前中に賜りましたご厚情を深謝致しますと共に、今後共変わらぬご交誼の程お願い申し上げます』
もし、親しい友人などに送るのであれば
少し堅苦しい感じもしますが、
書式や文例は、ネットで調べたり、
ダウンロードしたり、できるようですので、
詳しく調べてみるといいでしょう。
◎出す時期
寒中見舞いを出す時期としては、
1月7日~2月4日頃(立春の前日)までと言われています。
これは、1月7日までは、
お正月期間にあたる「松の内」なので、
7日までに届いてしまうのは、早すぎるからです。
また、地域によっては、この松の内が
1月15日というところもあるので、
1月下旬ごろに出すのが一番いいかと思います。
2、喪中はがきを出したのに年賀状が届いた場合
喪中ハガキを、すでに出しているのに
年賀状が来た場合は、
行き違いということが考えられます。
この場合も、
年賀状を頂いたことに対してのお礼と、
喪中で年賀状が出せなかったことを添えて、
寒中見舞いで対応しましょう。
ちょっと二度手間のような感じもしますが、
その方が、お互い気持ちいいのではないかなと思います。
お葬式に参列した方などであれば、
喪中であることを知ってはいるかもしれませんが、
付き合っている人すべてが
把握しているとも限りませんからね(^-^;
喪中はがきが届いて初めて、
亡くなったことを知るということも、少なくないと思いますし。
書き方としては・・・
『丁重なる年賀状を頂き、ありがとうございます。
昨年○月に○○(故人のお名前)が ○才(年齢)にて他界しましたので、新年の御挨拶を控えさせて頂きました。
まだまだ寒い日が続きますが、風邪など召されませぬよう、どうか御身体は大切にされて下さい。
今年もよろしくお願い致します』
というような感じで書くといいでしょう。
出す時期は先ほども説明したとおり、
1月7日~2月4日頃(立春の前日)までです。
本当に親しい友達相手などであれば、
「今年喪中だから年賀状出せなかったの、ごめんね」
「喪中だからはがき出したけど、入れ違いになったね」
と、電話やメールで、軽く話すことも可能なので、
そうなると、寒中見舞いまで
出さなくてもいいかな、と思ってしまいますが、
知っていて損はないマナーですので、
ぜひ覚えておいてください^^
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