会席の場はもちろんですが、居酒屋や食卓など、普段から食べる機会が多いお刺身。
大好きな方も多いのではないでしょうか?
そんな、簡単に食べられるお刺身ですが、実はお刺身をいただくのにも、より美味しく頂ける食べ方と、マナーがあるのをご存知ですか?
お醤油のつけ方、いただき方、いただく順番・・・
などなど、知っておきたい食べ方とマナーがいくつかあります。
ふだんは、そこまで堅くなって、お刺身を食べなくてもいいと思いますが(笑)、知っておいて損はないと思いますので、ぜひ、参考にしてくださいね♪
お刺身を美味しく正しくいただこう!
醤油の使い方
まず、直接、お刺身に醤油をかけるのは、NGです。
直接だと、どうしても必要量の調節がしにくく、たくさんかけてしまうからです。
では、どうすればいいのか?
答えは・・・
「小皿に醤油を入れ、そこにお刺身をつけて食べる」です。
そんなに、ダボダボお醤油たっぷりつけていただくものではないですからねー。
お刺身の味もわかりにくくなりますし、ちょんちょんと少量つけていただきましょう。
ワサビの使い方
醤油を入れた小皿にワサビを溶かす・・・
これは、みなさんよくやると思います。
食べるたびに、ワサビをつけるのは、面倒ですもんね。
醤油に溶かしておけば、いちいちつけなくていいし楽ではあります。
しかし、実はコレ、マナー違反なんです!
一度溶かしてしまうと、「単に醤油だけでお刺身を楽しむ」ということができなくなってしまい、何より、ワサビ本来の刺激のある味や香りが損なわれてしまうのです。
お刺身を食べるのであれば、やはりワサビの風味も楽しみたいですよね。
では、どうすればいいのか?
- お刺身に少量ワサビを乗せる
- そのままお刺身を二つ折りにし、わさびを挟む
- 小皿に入れた醤油を少しつけていただく
これで、お刺身と一緒に、ワサビもおいしくいただけます^^
そもそも和食において、「混ぜる」という行為は、あまり美しくないと言われているんです。
口の中で、一緒に混ざるのはいいですが、食べる前に、表立って混ぜると、美しさが損なわれるんだとか・・・
なので、醤油に溶かしてしまうよりも、少しずつお刺身と一緒にいただくこと!
これが食べ物の美しさを保ちつつ、ワサビ本来の味と香りも楽しむ方法です^^
口への運び方
お刺身を食べるにあたって、やってしまいがちなのが、お醤油が垂れて服などを汚してしまうこと。
垂れて服についてしまったら、拭いても、きれいには取れませんよね。
なので、家に帰るまで、汚れたままで過ごさなくてはなりません(:_;)
そうならないためにも、お刺身を手で受け、垂れることを防ごうとするでしょう。
ですが実はコレ、マナー違反なんです!
お刺身をいただくときは、醤油の小皿を持ち上げるか、懐紙で受けていただくようにしましょう。
決して手で受けたり、お刺身の盛られた皿ごと持ち上げてはいけませんよ。
味わう順番
たくさんのおいしいお刺身を前に、自分の好きなものからいただく、あるいは一番最後の楽しみに取っておく・・・
いろんな食べ方をされているかと思います。
でも実は、いろんな種類のお刺身が盛り合わせてあるとき、食べる順番があることをご存知ですか?
お刺身の基本的な食べる順番は、まず味の淡白なものから。
それから徐々に、味の濃いものをいただきましょう。
白身魚→貝類→赤身魚というような感じですね。
- 白身魚って?
タイ、キス、サヨリ、スズキ、太刀魚、タラ、フグ、ヒラメ、ホッケ、などなど - 赤身魚って?
マグロ、カツオ、イワシ、アジ、サバ、などなど
この順番は、刺身に限らずお料理を味わう上では、大切なことなんです。
お刺身はきれいに盛り付けされていると思いますので、なるべく崩さないようにいただきましょう^^
また、食べるべきか、置いておくべきか迷ってしまう「ツマ」。
あれは、決して飾りではありません。
食べられます!
ちなみに私は昔、食べれないものだと思って手をつけず残していました(笑)
ツマは、口直しとして口の中をさっぱりさせてくれますよ^^
お刺身と別々に食べても、一緒に食べてもどちらでもいいようです。
いかがでしたか?
お寿司の食べ方にも通じるところがある、お刺身の食べ方について紹介しました。
私も昔は正しい食べ方を知らずに、ワサビを溶かしたり、べっちゃっとお醤油をつけたりしていました(;^_^A
知ったきっかけは、親友と居酒屋で飲んだ時です。
「○○ってさー、お刺身の食べ方知らないんだね~」
って言われたのを今でも覚えていたりします・・・
でも、いまは大丈夫です!
あなたもこれで、どこへ行っても堂々と、お刺身を食べられますね(^^♪
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