文章を読みやすく、わかりやすくするために
使う「句点」や「読点」。
使い方は、子どものときに学校で習いますが、
大人になると文章を書く機会も減るので、
ついつい、使い方を忘れがちですよね。
なので、自分の子どもに教えようと思っても、
正しく教えられる自信がない・・・
そこで今回は、そんなお母さん方のために、
句読点の使い方についてお話していこうと思います。
読点「、」の使い方!
まずは、読点から説明していきましょう。
読点は、意外と使い方が難しいかもしれません。
主語のあとに打つ
これが、一番使うことが多い
パターンではないでしょうか。
「山本さんは、羨ましそうに友達を見ていた」
「怖い話が苦手な彼女は、耳をふさいだ」
と言った感じですね。
接続詞・副詞のあとに打つ
接続詞(しかし、そして、なぜなら・・・)
副詞(とても、もっと、ときどき・・・)
のあとに打ちます。
「そして、山本さんは決意した」
「なぜなら、彼女は怖い話が苦手だからです」
解釈がいろいろできてしまうとき
読点の打つ位置によって
意味が変わる場合は、
相手にどう解釈してほしいのかを
明確にする必要があります。
例えば、
「彼女は楽しそうに大笑いしている友達を見ていた」
という文章の場合、
楽しそうにしているのは誰なのか、
をはっきりさせなくてはいけません。
- 「彼女は、楽しそうに大笑いしている友達を見ていた」
- 「彼女は楽しそうに、大笑いしている友達を見ていた」
この場合、①では楽しそうにしているのは友達、
②では彼女になり、意味が違ってきますね。
読点を打つことで、文章の意味が明確になり、
わかりやすくなります。
・・・とまぁ、いろいろ言いましたが、
お子さんにはとりあえず、
「点は文章を読みやすくするために打つもの」
「声を出して読んでみて、
自然と区切るところに打つのが点」
と教えるだけでもいいかもしれません。
・・・が、もしもっと突っ込んで
教えるのであれば、一緒に読んでみて、
意味の違いを教えてあげましょう。
句点「。」の使い方!
続いて、句点(くてん)について
説明していきます。
お子さんに教えるときは、
「丸は、文章の終わりを示すんだよ」
という説明で十分でしょう。
ただし、例外があります。
?や!の後はつけない
文章の最後が、疑問符(?)や
感嘆符(!)のときは、
句点は必要ありません。
正:今、カバン持って行った?
誤:今、カバン持って行った?。
正:どうしよう、早くしないと!
誤:どうしよう、早くしないと!。
付けたら、何か変ですね(笑)
あまり間違う人はいないと思いますが、
念のため。
ちなみに、もしそのあとに
文章が続くのであれば、
全角スペースを1つ、入れなくてはいけません。
正:どうしよう、早くしないと! もう時間がないよ!
誤:どうしよう、早くしないと!もう時間がないよ!
()で終わるときは)のあとにつける
文章の最後がかっこ()で終わるときは、
()の後につけます。
正:進め方は15ページに記載しています(第5章の1を参照)。
誤:進め方は15ページに記載しています。(第5章の1を参照)
ちなみに、かぎかっこを使って書く
会話文の場合ですが、学校の教科書では、
かぎかっこの中に、句点が打たれていて、
そう習います。
ただ、一般の新聞や雑誌、本などでは、
打たないことが多いようです。
教科書:「明日から沖縄へ旅行に行くんだ。」
「そうなんだ!楽しんできてね。」
一般:「明日から沖縄へ旅行に行くんだ」
「そうなんだ!楽しんできてね」
誤:「明日から沖縄へ旅行に行くんだ」。
「そうなんだ!楽しんできてね」。
句点は、読点よりも簡単かなと
思っていましたが、
意外といろいろありますね(笑)
個人的には、疑問符(?)や感嘆符のあと、
文章が続くときは、スペースを
入れなければいけないというのは、
初めて知ったので驚きました・・・
ただし、これらの例外は、
お子さんが、まだ低学年とかであれば
伝える必要はないかなと思います。
教える立場であるお母さんのために、
詳しく説明させていただきました^^
お子さんには、「こういう規則がある」
という基本を教えて、
一緒に読みながら覚える、
という方法でも十分でしょう(*^^*)
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