昨年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で
話題を呼んだ竹田城跡。
ここでは、霧や層雲が、広い範囲で発生する
「雲海」と呼ばれる現象が起きます。
雲海が発生した時のその光景は、
とても美しく幻想的で・・・
包み込まれてしまうような、不思議な感覚に陥ります。
歴史ファンなら竹田城跡を見に行こうと
思う人も多いと思いますが、
一緒に雲海も見られたら、なおいいですよね。
しかし、雲海が発生する時間というのは、
決まっています。
せっかくなら、両方目に焼き付けたい!
そんな風に思っている、あなたのために、
ここでは、改めて竹田城の詳細に加え、
雲海の発生時間やベストな時期について
お話していこうと思います^^
竹田城跡について
竹田城跡は、兵庫県朝来市(あさごし)に
ある戦国時代の山城。
1443年に、室町時代後期の武将、
山名宗全が13年かけて築いたと言われています。
山にそびえ立つその姿は「天空の城」
「日本のマチュピチュ」と言われるほど、美しいもの。
それを一目見るために、
毎年たくさんの人が訪れています。
また、平成24年に竹田城跡が
「恋人の聖地」として認定されたこともあり、
若いカップルたちも、よく訪れるようになったようです。
竹田城跡を観光するための詳細をまとめると・・・
◆入場料 大人(高校生以上)は500円
中学生以下は無料
◆営業時間 3月20日~9月18日は8:00~18:00、
9月19日~12月10日は4:00~17:00
※これ以降の冬期は、中には入れませんので
注意してください。
◆アクセス 車:播但連絡道路和田山JCTから
JR播但線「竹田駅」よりタクシー
そしてここでは、先にも触れたとおり、
山々がまるで、雲の海に浮かんでいるように見える、
「雲海」と呼ばれる霧や層雲が発生します。
その発生時間や見やすい時期を、
次で、説明していきますね。
雲海が見られる時間・時期・条件
雲海が一番発生しやすい時期は、秋~冬、
9月~11月の間です。
ただ、2月末までは、
雲海は発生するようですが、
この時期が一番確率としては高いようです。
時間は、日の出前~8:00頃ぐらいまでを
狙うといいでしょう。
竹田城は、わりと早い時間から入れますが、
9月21日~12月10日は、特に
営業時間が、早いですよね!
早朝から開いているのは、雲海の発生時間に
合わせているんですね。
そして、発生しやすい条件とは・・・
- 朝方と日中の温度差が大きい
- 風が弱い
- 快晴である
- 湿度が高く、放射冷却が十分にある
これらに加え、但馬南部地方で、
濃霧注意報が出ている日がベストです。
発生する頻度としては、月にだいたい5~8日程度。
毎朝見れるというわけではないので、
タイミングが大切ですね(-_-;)
雲海を見る上での注意点
その日の日の出時間を調べ、それより前に
着くように行きましょう。
夜明け前は暗いので、懐中電灯は必須です。
あと、雨具も忘れずに。
雲海は霧、つまり水蒸気なので、
雨が降っていなくても濡れます。
また、防寒対策もしっかりと行ってくださいね。
雲海が出るまで、動かずずっと待つことになるし、
何より、朝は冷えますからね。
それから、ブーツは必須です。
雪が積もっていることもあるので・・・
また、遠くから来るなら、宿泊は必至です。
同じ兵庫県内であるとか、
電車で来れるぐらいの距離であっても、
雲海は朝早いですから、必然的に宿泊になります。
その後、タクシーを利用してください。
事前に予約しておくといいと思います。
ホテルはいろいろありますが、
創業400年の歴史を持つ、
酒造場をリフォームして作った
「HOTEL EN(旧木村酒造場 EN)」が
雰囲気もよくておすすめですよ◎
いかがだったでしょうか?
雲海が発生しやすい条件や時期などを
お伝えはしましたが、
それでも、見られる確率は低いようです。
軍師官兵衛が放送されていた年は、特に、
タレントさんが雲海を見るために、
よく竹田城を訪れたりしていましたが、
見られたことはなかったようで・・・(;´∀`)
なので、もし見られなかったとしても
落ち込まないでくださいね~
見たいと思ったときに見られないのが、
自然現象というものですから。
オーロラなんかも、そうですしね。
ですが、それがいいところでもあります。
うまく出くわすことができたときの喜びは、
とても大きいものです。
そして、雲海や竹田城跡の美しい光景を
見ることができたら、
ぜひ、感想を聞かせてくださいね!
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