お正月になぜ鏡餅?飾るものにはそれぞれ意味がある!

お正月

新年を迎える前に飾る「鏡餅」。

毎年、特に意識もせず、ただ単に飾ることが行事みたいになっているから飾っていたんですけど、今年のお正月子どもに聞かれたんです!

 
「鏡餅は、なんで鏡がないのに鏡餅って言うの?
「何で飾るの?」

きちんと答えられませんでした・・・(;・∀・)

 
答えられない方は、きっと他にもたくさんいらっしゃるはず(笑)

子どもの前で、カッコ悪いところは見せられない!何より、わからないままでいるのは、大人として恥ずかしい!

 
というわけで、来年のためにも、詳しく調べてみました。

また、もう1度、尋ねてくれるとは、限りませんけどΣ(・ω・ノ)ノ!

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鏡餅とは?名前の由来は?

 
鏡餅とは、神仏にお供えするお正月飾りのこと。

お供えとも言いますが、鏡餅という言い方が一般的ですよね!

 
そして!
由来は、やっぱり、「鏡」なんですよ。

 

昔の鏡というのは、「銅鏡」という丸い形をした青銅製のもの。

剣・玉(まが玉)と並んで、三種の神器の1つとされ、神事に使われてきました。

その銅鏡の丸い形が、餅と似ていることから「鏡餅」と呼ばれるようになったのです。

 

また、鏡餅の丸い形は、家庭円満という意味にもつながるし、餅を重ねることは、1年をめでたく重ねるということにも、つながるそうです。

 

ところで、鏡餅って、餅を重ねただけではなく、独特の飾りつけをしますよね!

「どうして、ミカンを乗せるの~」

・・・なんて、聞かれてもいいように、飾りつけの意味も、覚えておきましょう!

 

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飾るモノの意味

 
鏡餅は、お正月を迎えるための飾りという印象がありますが、本当は、年神様をお迎えするためのものだと言われています。

飾るモノ1つ1つにも、意味があるんですね。

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橙(だいだい)

 
お餅の一番上に乗ってるものです。

ミカンが乗ってる!と思う人もいますが、正確には、橙(だいだい)です^^

 
橙は1度実がなると、それを落とすことなくまた次の年に新しい実をつけ、また次の年に新しい実をつけ・・・

それを何度も繰り返し、何代もの橙が1つの木についていきます。

 
その1つの木を家族に例え、家系代々(橙)の繁栄という願いが込められています。

 

 
橙の後ろにあります。

末広とも言われ、家が代々末長く繁栄していくように願いが込められています。

 

御幣(ごへい)

 
紅白の紙を指します。

赤い色には、魔除けの意味があります。

四手(しで)とも言い、四方に手を大きく広げ、繁栄するように、という願いが込められています。

 

四方紅(しほうべに)

 
お餅の下に敷いている赤色で縁取りされた紙のことを指します。

四方を紅で囲むことによって、天地四方の神を拝み、災いを払って1年の繁栄を願うと言われています。

 

裏白(うらじろ)

 
緑色の草のことを指します。

常緑樹のシダですが、葉っぱが左右対称に生えて、対になっていることから夫婦円満の願いが込められています。

 
古い葉と一緒に、新しい葉も出てくるので、橙と同じく、家系代々の繁栄などの意味もあります。

 

三方(さんぽう)

 
お餅を乗せている台を指します。

鏡餅は神様にささげるもの。

尊い相手に物を差し出すときは、台に乗せて出すことが礼儀だとされています。

 

ほかにも、昆布や串柿、海老などを飾ったりもします。

これは飾る地域とそうでない地域があるようです。

 
昆布は「喜ぶ」の語呂合わせ。

柿は長寿の木とされていて、たくさん「嘉来(かき)」を集める(喜びや幸せをかき集める)という語呂合わせ。

海老はその姿通り、腰が曲がるようになるぐらいまで長生きするようにという願いが込められています。

 


 

いかがでしたか?

これで、子どもたちに聞かれても、説明できますよね(^^♪

 

ちなみにこの鏡餅、年末の28日までにすると良いそうです。

それより後でも構いませんが、29日にお餅を備えるのは「九(苦)もち」と言って縁起が悪いので、この日は避けましょう。

 
そして、飾っておくのは1月11日の「鏡開き」の日まで。(この日は、地方によって、異なるようです。)

鏡餅は、木槌などで叩いて開くことが一般的で、一番縁起がいいと言われています。

包丁などの刃物で切ることは失礼に当たり、縁起も悪く、切腹を連想させると言われているんですよ。

 
年神様が、鏡餅に与えてくださった力を、家族みんなでおいしく、ありがたくいただきましょうね。

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