引受と配達の記録が残る、簡易書留。
学校の願書や、仕事で使う大事な書類、
舞台やライブのチケットなどを送るときに役立ちますが、
同じように引受と配達の記録が残せるサービスとして、
「特定記録郵便」というのがありますよね。
「同じように記録できるんなら、
別にどっちで出してもいいよね?」
なんて思いますが、
実は簡易書留と特定記録郵便、
びみょーに違うところがあるんです。
では、その違いって、一体何なのでしょうか?
今回は、簡易書留と特定記録郵便の違いについて、
お話していこうと思います!
簡易書留と特定記録郵便の違いとは?
特定記録郵便
以前、「配達記録」というのがありましたが、
2009年に廃止されたことに伴い、
新たなにできたサービスが、特定記録郵便です。
郵便を出した時間と、郵便受けに投函するまでの
記録が残り、追跡できます。
料金は通常の郵便運賃+160円で保証はなし。
配達記録の頃は、別途210円が必要だったので、
ちょっと安くなったんですね。
発送の際は郵便局へ。
「書留・特定記録郵便物受領証」をもらって、
自分の住所と名前と、相手の名前を記入する必要があります。
記入後渡すと、控えがもらえます。
ここにお問い合わせ番号が載りますので、
追跡ができるというわけですね。
受け取りはポスト投函なので、
在宅してもらう必要はありませんが、
ポストに入らないぐらい大きければ、対面配達となります。
配達は土曜日はしてくれますが、日曜・祝日はありません。
簡易書留
一般書留よりも、字の通り簡易的な書留です。
特定記録郵便と同じように、
郵便を出した郵便局と時間と、
郵便受けに投函された時間の記録が残り、追跡できます。
料金は通常の郵便運賃+310円で、
5万円までの保証がついています。
特定記録郵便より少しお高めですね。
一般書留の+430円よりは安いですが…(^^;
発送の際は、郵便局の窓口へ。
ポストに入れると普通郵便扱いになってしまい、
書留として届きません。
料金を払ったあとに渡される受領証に、
お問い合わせ番号が載っているので、それで追跡ができます。
受け取りは対面なので、サインもしくは印鑑が必要です。
不在の際は不在表が入り、荷物は郵便局へ戻ります。
なので、後から再配達の依頼をするか、
郵便局へ取りに行かなければいけません。
配達は土曜・日曜・祝日もあります。
まとめると、こんな感じですね。
【特定記録郵便】
- 休日配達:土曜はあるが、日曜・祝日はなし
- 料金:通常の郵便運賃+160円
- 出し方:郵便局へ出す
- 受取方法:ポスト投函(入らないものは対面)
- サインまたは印鑑は必要なし
- 不在時:ポスト投函
- 保証:なし
- 付加できるオプション:速達、配達日指定
【簡易書留】
- 休日配達:土曜・日曜・祝日あり
- 料金:通常の郵便運賃+310円
- 出し方:郵便局へ出す
- 受取方法:手渡し。サインまたは印鑑が必要
- 不在時:持ち帰り(不在表が入る)
- 保証:あり。5万円まで
- 付加できるオプション:速達、配達日指定
特定記録郵便と簡易書留の使い分け方
特定記録郵便も簡易書留も、
追跡サービスがあるという点では同じなので、
使い分けが難しいですよね^^;
「確実に届けたい」
そんな場合は、自分も相手も安心できる簡易書留かなと思います。
保証がついているし、手渡しだから確実に相手の手元に届きますからね。
「お金がかかるのはちょっと…」
と、確実性よりも値段の安さを取るのなら、特定記録郵便ですね。
ただやっぱり、何かあったら怖いので、
保証がついていないことをちゃんと伝えておくといいでしょう。
以上、簡易書留と特定記録郵便の違いについて、お話しました!
料金、配達される日、受取方法、保証ありなし…
と、微妙に細かく違います。
中でも、160円と310円というのは、結構おっきいですよね。
自分が何を一番重視するのか?
それを基準に、上手く使い分けていただければと思います^^
~~おまけ~~
今回お話は、簡易書留と特定記録郵便の違いでしたが、
よく似た関係の「簡易書留」と「一般書留」の違いについて、
こちらにまとめてみました。
>>簡易書留と一般書留の違いは?使い方は?
よかったら、合わせて読んでみてください♪
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