パンダの食べ物!笹だけなの?理由は?

パンダ

丸顔に、白黒のぽちゃっとした丸みのある体。

子供はみんな大好き。

「かわいい」と必ず声の上がる動物。

 
それが「パンダ」。

 

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笹をむしゃむしゃと食べている姿も、
ごろんと寝ている姿も愛くるしく、

動物園に行くと、人だかりが
よくできていますよね。

 
たくさんの人をとりこにする人気者。

アイドルです。笑

 
そんなかわいらしいパンダですが、
実は熊の仲間なので、もともとは
肉食または雑食だったといわれています。

 
あんな容姿なのに、肉をほおばっていた・・・?(´゚д゚`)

 
でも、今は笹しか食べないパンダの身に、
いったい何があったのでしょう??

 
今回は、笹や竹を食べるようになった
その理由について、
調べてみました。

 
ちなみに、パンダの体が白と黒の理由は、
こちらからどうぞ~
 ⇒パンダが白黒なのはなぜ?理由は・・・

 

パンダが竹や笹を食べる理由とは?

 
笹や竹は、とても消化の悪いものです。

でもパンダは、それを主食として生きています。

 
panda2

 

なぜなのでしょう?

 

それは、地球の大地が、
雪と氷だらけだった氷河期時代のはなし。

 
食べ物も、身を温める場所もなく、
それでも多くの動物たちは、
生き残ろうと必死でしたが、

ほとんどの動物が死んでしまいました。

 
マンモスやサーベルタイガーなんかがそうですね。

そういった環境に適応できず、絶滅しました。

 
そんな中、生き残りを勝ち取ったのがパンダ。

 
パンダは、氷河期の寒さでも、
枯れることなく、そこにあった竹
食べ続けたことで、滅亡を阻止したのです。

 
そのため、パンダは肉食から、
竹を主食とする動物へと進化していったと
考えられています。

 

ただ、野生のパンダは、竹を主食としていますが、

動物園などの飼育下では、それら以外は
まったく食べないというわけでもないようです。

 
基本、竹や笹ですが、りんご、にんじん、
たけのこ、麦米なども与えて、
食べてもらっているようです。

 

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パンダは意外と苦労人!?

 
竹や笹を食べるようになり、
何とか生存競争に勝ったパンダは、
そうやって、昔苦労した分を補うかのように(笑)、

今は毎日、のんびりまったり
暮らしているように見えますが、
実は、いろいろと大変な思いをしているようです。

 

肉食動物と草食動物では、
食べるものの違いから、腸の長さに違いがあり、

肉食は短く、草食は長いのですが・・・

 
パンダは、いくら竹を食べるように
なったとはいえ、元々は肉食動物ですから、
熊などと同じく腸は短め。

 
その上、植物を消化する力も、
そんなにあるわけではないから、
ほとんど未消化の竹の葉が混じったフンをします。

 
においもフンのにおいというより、
竹のにおいがするそうですよ^^

 
panda

 

さらに、固い繊維の食べ物を摂っているため、
定期的に、腸の粘膜を再生させなければいけないので、

古い粘膜を、体内から出すために、
毎月腹痛を起こしています。

 

おまけに、笹や竹は栄養も少ないので、
たくさん食べないと生きられません。

 
それになおかつ、エネルギーを溜めるために、
たくさん寝なければいけません。

 
だから食べたり寝たりしてる姿を
よく見かけるわけですね。

 

また、恒温動物は、体温を維持するために
大量のエネルギーを必要としますが、

冬の間は食料も少ないので、
たくさん栄養を取っておいて、
冬眠する習性があります。

 
食料がないから仕方ないことなんですね。

 
また、食料が出てくる春になったら、
活動できるように、エネルギーを温存するわけです。

 
しかしパンダは、冬眠ができません。

 
栄養の少ないものを食べているので、
冬眠できるほど、体に蓄えられないんです。

 
まぁ、竹や笹は、冬でも枯れないので
食べ物には困らないし、いいとは思いますが、

他の動物が冬眠している間も、
休むことができず、
ずーーっと食べ続けなければいけないという・・・

 
それを幸せだと思っているのかは、
パンダのみぞ知る・・・

 

 

いかがだったでしょうか?

 
せっかく生き残るために、
竹が食べられる体に進化したのに、

栄養が少ないからたくさん食べないといけないわ、
でも消化が悪いわ、
毎月お腹が痛くなるわで、

踏んだり蹴ったりというかなんというか・・・

 
のんびーり、まったーり、
生活しているように見えて、
何とも苦労している動物なんですねぇ。

 
今後はちょっと、見る目が変わりそうです。

 
動物園に行って、パンダを見ることがあれば、
「かわいいー!」と一緒に、
「お前も苦労してるんだな・・・」という
労いの言葉もかけてあげましょう(笑)

 

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