子供にも大人気!
動物園のアイドル、パンダ。
あの丸っこいぽてっとした体に、白黒の模様。
特に目の周りの黒いたれ目なんか、
とても可愛らしいですよね。
でも、どうしてパンダって白黒なんでしょう・・・?
今回は、パンダの魅力の1つである
白黒模様について、いろいろ調べてみました!
パンダが白黒である理由とは?
パンダは、どうして白と黒なのか。
これにはいろんな説があるようなので、
主なものを紹介します。
体温を調節するため
パンダの黒い部分は、目・耳のまわり、
肩から手まで、そして足ですよね。
手や足の先、耳などの体の先端部分、
つまり「冷えやすい部分」が黒くなっています。
黒色は、熱を吸収しやすい色なので、
雪が多く降る、高い山で暮らすパンダが
体温調節をするためである、という説があります。
ちなみに、目のまわりが黒いのは、
積もった雪の照り返しの眩しさから
目を守るため、という話もあります。
オスとメスが出会いやすくするため
野生のパンダは、常に単独行動。
仲間同士が集まって、仲良くワイワイ
行動するということはありません。
そのため、繁殖期になると恋人探しを始めます。
パンダの婚活ですね(笑)
メスが妊娠できるのは、1年に1度、数日だけです。
なので、お互い、すぐ見つけられるように
白黒で目立つようにしていると言われています。
他の動物を威嚇し、身を守るため
パンダは見た感じ、のんびりおっとり
していますが、実は強いんです。
なので、敵からコソコソ隠れたり
しなくていいし、竹や笹が主食だから、
エサのために忍び寄って、戦って勝ち取る
ということをする必要もありません。
とはいえ、自然界に生きる動物というのは、
常に、危険との隣り合わせです。
でも、あまり栄養のない、竹や笹を食べて
生きていますから、いちいち何かあるたびに
戦っていては、体が持ちません。
極力エネルギーを消費することは、
避けたいと思っていることでしょう。
まぁ、想像ですが(笑)
動物は人間と違って、視界はモノクロなので、
パンダのあの白黒はとても目立ちます。
なので、戦わずに、
エネルギーを節約するために、白と黒で
「僕は危ないよ!近づいちゃだめだよ!」と
アピールしているのではないか、と言われています。
鋭い眼光で怯ませたり、大きな声で鳴いたり、
何か攻撃をして身を守るのではないところが、
何ともパンダらしいですよね。
また、パンダは、雪が多く降る高い山で
暮らしているといいましたが、
白黒だと、林の中と雪景色の中に
溶け込めるので、どこが頭でどこがお尻なのか
わかりにくくさせ、敵に見つかりにくく
するためだとも言われています。
このように、パンダが白黒である理由には
いろんな説があり、
どれが本当なのかは定かではありませんが、
個人的には、最後の節が1番、
説得力があるかな、と思います。
パンダが、他の動物と格闘してるところなんて、
あまり見たくないので、
そうであってほしいなっていう願望が
入ってますけどね(笑)
白黒にまつわる伝説
パンダの白黒模様については、
いろんな説があることは、
分かっていただけたかと思いますが、
実は、こんな伝説もあるんです。
むかしむかし。
中国で、ひとりの女の子が、
パンダを襲っているヒョウを見かけました。
パンダを助けるために、
少女はヒョウの注意をパンダからそらします。
するとヒョウは、今度は女の子に標的を変え、
殺してしまいました。
女の子が、自分の身代わりに
死んでしまったことを知ったパンダは、
たいそう悲しみました。
そして、女の子が安らかに
天国へいけるように、
世界中のパンダを集めて
葬儀を行うことにしました。
パンダの葬式では、黒い腕章をつけるのが
決まりになっていたので、
みんな黒い腕章をつけて葬儀に参加しました。
少女の死を悲しみ、
パンダたちはたくさん泣きました。
黒い腕章をつけた腕で
涙をぬぐうたびに、
目のまわりが黒くなりました。
辛い泣き声が聞こえないように、
お互いの耳を塞いだので、
耳も黒くなりました。
みんなと抱き合うたびに、
お互いの体が黒くなっていきました。
・・・昔は、地元の住民が、
パンダにエサをあげたり、
迷子になって人里まで降りてきたパンダを
保護してあげたりなど、
パンダと住民は、とても近い関係だったそうなので、
そこから生まれた伝説なんでしょうね。
パンダのお話、いかがだったでしょうか?
パンダはなぜ白黒なのか、という話を
しておいて何なんですが(笑)、
実は、毛色が白黒じゃないパンダもいるんです。
中国の陝西省(せんせいしょう)で、
黒が茶褐色のものが、5頭ほど見つかっています。
また、同じく、中国の四川省平武県では
真っ白のパンダが見つかっています。
それってもうパンダじゃなくて、
クマじゃないの?って気もしますね(笑)
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