友人や親戚が、亡くなったという
連絡が来たら、遺族宅(もしくは斎場)へ
弔問に行ったりしますよね!?
行けば、まず挨拶をして、
その後に、お線香をあげる場合も多いと思いますが・・・
お線香の正しい作法、知っていますか?
私は、以前、お通夜に行くとき、
お線香の作法を、斎場へ向かうまでの間に、
急いで、携帯で調べて、
頭に入れるということがありました(^-^;
お葬式では、お焼香の場合が多いですが、
お通夜や、自宅への弔問では、
お線香をあげる機会もあると思いますからね~
事前にしっかり、覚えておくことが大切です。
そこで今回は、お線香を上げるときの
正しいマナーを紹介していこうと思いますよ^^
お線香をあげるときのマナー
地域によって、異なる部分もありますが、
だいたいは、下記の通りとなります。
祭壇前まで進み、遺族の方に礼をする
注意したいのは、遺族にするのが先か、
遺影にするのが先か、ということですが、
これは「遺族」が正解です。
遺族→僧侶の順に礼をし、
最後、遺影に向かって一礼してください。
礼は、やや深めにしましょう。
ちなみに、地方では、家でお通夜を
行うところもありますので、
その場合は、座ったままで
お線香を上げることになると思います。
その際は、まず立ち上がって、
遺族・僧侶の前に行って、座って、
一礼した後、遺影に一礼しましょう。
そして、ひざを使って、祭壇まで進んでください。
お線香の作法自体は、
立っていても座っていても同じです。
次から説明してきますね。
右手で線香をもち、ロウソクに近づけて火をつける
ロウソクの火を使って、
線香に火をつけてください。
あまりないと思いますが、
もし、ロウソクに火がついていない場合は、
自分で火をつけます。
直接、お線香に火をつけるのではなく、
ロウソクの火を移すことが、
マナーとされていますので注意しましょう。
ちなみに、持つお線香の本数は、
宗派によって異なりますが、
それは、あとで説明しますね^^
左手で線香を軽くあおいで、火を消す
お線香に火がつき、煙が出ていると
確認できたら、手であおいで火を消してください。
くれぐれも、口で吹いて消してはいけませんよ!
口は「悪業(あくごう)を積みやすい」、
人の息は、「穢(けが)れているもの」と
考えられているからなんですね。
線香を立てる
火を消した後のお線香は香炉へ。
立てる場合もあるし、寝かす場合もあります。
こちらも、線香の本数と同じように、
宗派によって異なります。
手を合わせ合掌し、最後に一礼
故人の冥福を祈って、合掌しましょう。
その後、遺影と遺族に、再度一礼します。
座ってお線香を上げていた場合は、
全て終えたあと、祭壇から下がる時も、
ひざを使って下がる必要がありますが、
遺族へ一礼したあとは、立って、
自分の座っていた場所まで戻っても構いません。
近くならひざで戻ってもいいですが、
それなりに距離があるときは、
そこまでひざを使って戻るのは
ちょっとおかしいですからね。
宗派別の線香の本数・置き方について
宗派によって、お線香の本数や置き方が
違うと言いましたが、
宗派によって、このようになります↓
- 天台宗・真言宗 3本(立てる)
- 臨済宗・曹洞宗・日蓮宗 1本または2本(立てる)
- 浄土宗 1本(二つ折りにして立てる)
- 浄土真宗 規定なし(寝かせる)
故人の宗派が前もってわかっている場合は、
その通りにするといいでしょう。
故人が信仰していた宗派のルール通りに
する方が、より丁寧なので、
その通りにしたいところではありますが、
中には、宗派がわからないという場合もあると思います。
その時は、まわりの人の作法を参考にしたり、
自分が、普段行っている作法でいいと思います。
先に紹介した作法が、基本となるので、
その基本さえ、しっかり覚えていれば大丈夫です。
最後に・・・
お通夜というのは、結婚式と違って、
前もってわかるものではありません。
突然、自分が弔問に行かないと
いけなくなることもあると思いますので、
そういったときにスマートに対応するためにも、
マナーはしっかり学んでおくといいでしょう。
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