祝日に土日が重なることでまとまった
休みが取れる「ゴールデンウイーク」。
実家に帰る、
友人や家族と旅行に出かける、
家でのんびりする・・・
その過ごし方は人それぞれで、
終わるころには、帰省ラッシュのニュースが
よく、テレビで流れていますよね。
そんなゆったりとした時間が過ごせる
ゴールデンウイークですが、
あなたは、ゴールデンウイークにある
祝日の意味をちゃんと知っていますか?
この連休は、いろんな祝日が重なっているし、
当然、ウキウキもしているので(笑)、
ほかの祝日と比べると、
「何ていう祝日で、どういう意味を
持っているのか」というのを、気にしなかったり・・・
祝日とわかってはいるけど、ほかの祝日と
かん勘違いすることもあったり・・・(^-^;
ちなみにわたしは、建国記念の日と
憲法記念日が、混ざるときがあります。
(建国記念日は、2月11日)
もし自分の子どもに
「今日は何でお休みなの?」と聞かれたとき、
しっかり答えられるように、この機会に
何の祝日があるのかをおさらいしておきましょう^^
ゴールデンウイークって?
ゴールデンウイークの祝日について
お話する前に、その名の由来を
説明しておきましょう。
子どもは何に対しても「何で?」と聞いてきますしね。
祝日のことだけじゃなく、
「何でゴールデンウイークって言うの?」
と聞いてくる可能性もありますから(笑)
私たちは、ふだんからゴールデンウイーク
という言葉を使っていますが、
そもそもなぜゴールデンウイークというのか
その由来は、昭和初期にまでさかのぼります。
時は、1948年(昭和23年)。
終戦から2年たち、吉田内閣成立。
おかしメーカー「ロッテ」や、
食品メーカー「伊藤ハム」が設立され、
警視庁が110番を設置した年でもあります。
この年、「国民の祝日に関する法律」が
施行されたことにより、
この時期に、連休ができました。
1週間ほどある連休のあいだは、映画館は
入場者数が増え、たくさんの人でにぎわっていました。
そこで、大日本映画制作株式会社が
「ゴールデンタイム」という放送業界用語をもとに
「素晴らしい1週間」ということで
「黄金週間」と名づけ、それが、
「ゴールデンウイーク」となり、一般に広まっていったのです。
ゴールデンウイークの表現の仕方は
いろいろあって、メディアなどでは
その頭文字を取って「GW」と表記したりもしますね。
ちなみに、もともと「放送」という
特定業界の言葉ということで、
NHKでは、「大型連休」と言います。
では今から、そのゴールデンウイークの
祝日について詳しく見て行きましょう。
ゴールデンウイークの祝日たち!
4月29日「昭和の日」
この日は、天皇誕生日から2回の改正をへて、
現在は、「昭和の日」となりました。
まず最初の「天皇誕生日」ですが、これは、
1988年(昭和63年)まで、昭和天皇の
誕生日ということで定められていました。
しかし、1989年(昭和64年/平成元年)に
昭和天皇が崩御されたあと、
昭和天皇が、自然を愛したことにちなんで、
この年から、この日は「みどりの日」と
名称が変わりました。
最初は、昭和天皇の誕生日だったんですね・・・
これは、私は知りませんでした(^-^;
その後、2007年(平成19年)からは
「昭和の日」となり、
「激動の日々をへて、復興をとげた
昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日」とされています。
さらに詳しくは、こちらをどうぞ♪
⇒昭和の日の由来とは?4月29日なのはなぜ?
5月3日「憲法記念日」
この日は「憲法記念日」。
1947年(昭和22年)5月3日に、日本国憲法が
施行されたことを記念して、
翌年の1948年(昭和23年)に祝日と制定された日です。
ちなみに、日本国憲法が施行されたのは
この日ですが、公布されたのは11月3日、
文化の日です。
詳しくは、こちらをどうぞ~
⇒憲法記念日とは?意味や由来をわかりやすく!
5月4日「みどりの日」
この日は最初は、1985年(昭和60年)に、
祝日(5月3日)と祝日(5月5日)の
あいだを埋めて、三連休にするために
「国民の休日」として祝日となりました。
しかし、2007年(平成19年)に、
4月29日が、「みどりの日」から
「昭和の日」になったことで、
みどりの日が、5月4日に移されました。
この日は、「自然に親しむとともに
その恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」とされています。
5月5日「こどもの日」
これは知っている方も多いと思いますが、
この日は「こどもの日」です。
もともと、この日は祝日として定められておらず、
1922年から1948年までの26年間、
「児童愛護デー」という日として広まっていました。
そして「児童愛護デー」の活動を行っていた
団体などから、この日を祝日にしてほしいと
希望する意見が多かったので、
5月5日を「こどもの日」とする、
祝日法の制定につながったようです。
この日は、「端午の節句」として、
男の子の健やかな成長を祝う行事が、
各家庭や神社などで行われています。
いかがでしたか?
まとめてみると・・・
4月29日 「昭和の日」
5月3日 「憲法記念日」
5月4日 「みどりの日」
5月5日 「こどもの日」
以上の4つの祝日が、集まっていたんですね^^
ぜひ、子どもたちにも、教えてあげてくださいね!
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