早咲きの桜！どんな種類が楽しめる？

3月下旬～4月といえば、お花見の時期^^

 
その時期に咲くことから、
桜は、これからの新しい生活を
祝ってくれているような気がしますよね。

 
でも、実は！

その中には、もっと早く咲く桜
（早咲きの桜）があるのをご存知ですか？

 
早咲きと呼ばれる桜には、いくつか種類があります。

 
そして、種類によって、開花時期や
色などの特徴にも違いがあります。

 
今日は、そんな早咲きの桜の時期や種類、
その特徴についてご紹介していきます。

早咲きの桜の時期は？

 
「早咲き」とは、その漢字のとおり、
「早く咲く」植物に対して使われます。

 
開花よりも早く咲いた場合に
使われていることもありますが、

1月～3月中旬に開花する桜が、一般的には
「早咲きの桜」と言われるようです。

 
では今から、早咲きの桜の種類を
いくつかご紹介していきますね＾＾

早咲きの桜たち♪

寒緋桜（カンヒザクラ）

 
桜の原種の1つで、開花時期は1月～2月上旬。

一重咲きで、濃紅紫色。

中国南部から台湾にかけて、
自生する桜で、台湾桜とも呼ばれます。

 
ソメイヨシノより、2か月ほども早く咲く
美しい桜で、下向きに咲く釣り鐘状の花が特徴的。

ほかのサクラと交配したときに、
早咲きであること、花が下向きに咲くこと、
といった特徴を受けついだ品種がたくさんあり、

その中でも有名なのが「河津桜」です。

ちなみに、沖縄で「桜」といえば、
この寒緋桜のことなんだそうです。

寒桜（カンザクラ）

 
開花時期は、3月上旬。

もっとも一般的な、ソメイヨシノより、
3週間から1か月ほど、早く咲く桜です。

 
けれど！

暖かいところでは、さらに早く、
1月中旬から花が咲き出すということで、
「熱帯桜」とも呼ばれています。

 
寒緋桜と山桜の雑種、と考えられていて、
花は小輪、一重咲きで淡紅色です。

大寒桜(オオカンザクラ)

 
3月上旬～下旬に開花。

花は中輪、一重咲きで淡紅色。

 
埼玉県の安行にあった桜ということから
「安行寒桜」とも呼ばれています。

 
ソメイヨシノより、1週間ほど早く咲く
美しい桜です。

 
寒緋桜と大島桜の交配種、と考えられています。

河津桜（カワヅザクラ）

 
1月下旬～2月にかけて、開花します。

 
IMGP0065.jpg posted by (C)Naoki Ishii 2014 on Flickr

 
桜じゃなくて、梅かな？？と、
かん違いしそうな時期ですね^^

 
1955年、飯田勝美という人が偶然、
静岡県賀茂郡河津町でこの桜を発見したため、
この名がついたと言われています。

 
河津町の桜はとても有名で、
1981年からは、「河津桜まつり」というのが
開催されています。

2月10日ごろからの約1ヶ月間ですが、
毎年たくさんの観光客でにぎわいます。

 
河津桜並木が、河津駅近辺から河津川沿いに
約3kmほど続いており、

夜はライトアップされているので、
昼の時とはまた違ったステキな桜も、楽しめます。

 
寒波の影響があった年は、河津桜まつりが
終わってからも、河津桜を楽しめることもあります^^

ここ最近では、2012年と2013年が
その年にあたり、「かわづ春うららまつり」という
特別イベントが実施されたそうです！

花は大きくピンク色で、寒緋桜と大島桜の
自然交配と考えられています。

花は中輪、一重咲きで紅紫色です。

修善寺寒桜(シュゼンジカンザクラ)

 
開花は、3月中旬～下旬。

 
原木は、伊豆の修善寺境内にあり、
「修善寺紅寒桜（シュゼンジベニカンザクラ）」とも言われています。

 
花は中輪の一重咲きで、色は紅紫色。

 
寒緋桜と大島桜の交雑種と考えられています。

オカメ桜

 
開花時期は、2月下旬～3月上旬ごろ。

花は小輪、一重咲きで紅紫色。

 
おかめ桜 posted by (C)naitokz 2009 on Flickr

 
イギリスの桜研究家、イングラムが、
富士山や箱根の周辺に自生する、豆桜と
寒緋桜を交配して、作り出したものです。

 
大きくならないため、家の小さな庭でも
楽しめる品種なんだそうです(*^^*)

いかがでしたか？

全国にある桜の名所、
おススメをまとめた記事も、参考にしてください！

　⇒桜の名所案内！見逃せないとっておきのスポットは？

 
今年もぜひ、たくさんの桜を楽しんでくださいね(^^♪