こどもの日!鯉のぼりにはどんな意味がある?/

5月

5月5日は、こどもの日。

 
この時期になると、いろんな家で
鯉のぼりが飾られているのを見かけますよね。

 
私の家の近くには、河川敷があるのですが、
毎年そこには、大きな鯉のぼりが、たくさん飾られます。

 
見る機会も多い鯉のぼりですが、
どういう意味を込めて、鯉のぼりは飾られるのか・・・

あなたは、ご存知ですか?

 
鯉のぼりを飾ることには、もちろん
意味があります。

 
色も、真鯉は黒、緋鯉は赤など決まっています。

それにも意味があるんです。

 
今回は、鯉のぼりに込められた意味を
ご紹介しますね^^

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鯉のぼりの意味とは??

 

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こどもの日に鯉のぼりを飾るのは、
天の神様に、男の子が生まれたことを知らせて、

「この子をお守りください」
お願いするための目印だと言われています。

 

では、そのお願いをするための目印が、
なぜ鯉なのでしょうか?

 
koinobori1

 

中国では、「竜は皇帝の象徴」として
とても縁起のいいものの1つとされています。

中国と竜は、とても関係が深いので、
「中国での昔からの言い伝えといえば
竜が出てくる」というような
イメージを持ってる方もいると思います。

 
そんな、中国と竜と鯉のお話です。

 

中国には、登竜門と呼ばれる、
激しく流れる滝が連なっている場所があり、

その滝を登りきった魚は、
「霊力が宿り竜になる」と言われていました。

 
どの魚も、その激流の滝を登り切ることは
できませんでしたが、

あるとき、淡水魚が1匹、登り切ることに
成功したのです。

 
それは「鯉」。

 

鯉は清流だけでなく、池や沼などでも
生きることができる、
非常に生命力の強い魚なのです。

 
そのため、激流に負けることなく
竜門まで登りきったのでしょう。

 
そしてその鯉は、竜へと姿を変えて
天へ昇っていきました。

 

そのことから、鯉のぼりには、
人生といういろんな出来事が起こる
激しい流れに負けることなく、

鯉のように、強く乗り越えていってほしい
という願いが込められているのです。

 

ただ、この登竜門の故事の起源は、中国の
「後漢書」「三秦記」となっていますが、

「鯉のぼりとして青空を泳がせる」
というのは日本人独特の発想で、
これで「滝を登る鯉」を表現しているんだとか。

 
koinobori

 

ちなみに、登竜門は「登龍門」と、
「龍」の字を書くという説もあります。

 

鯉のぼりには、ステキな願いが込められていたのですね(^^♪

 
では、次は、鯉のぼりとして飾られる
鯉の種類や色について、見ていきましょう。

 

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鯉のぼりの種類と色

 
鯉のぼりは上から順に

  1. 吹流し
  2. 真鯉
  3. 緋鯉
  4. 子鯉

となります。

 
koinobori2

 

黒の真鯉がお父さん、
赤い緋鯉がお母さん、
青は子供というのが一般的ですね。

 
それ以外では、緑やオレンジ、紫など、
女の子や次男・三男を表すような色も出ています。

 

arrow 吹き流し

 
青、赤、黄、白、黒の5色からなる吹き流し。

 
子どもの健やかな成長を願い、
魔よけと言う意味で飾られ、
矢車も同じような意味を持っているといわれています。

 
また、家を表しているとも考えられています。

 

arrow 真鯉(まごい)=お父さん

 
真鯉の色は「黒」と決まっています。

 
黒は、陰陽五行説によると、冬で、
「水」を表しています。

 
冬は、生物のほとんどは、
黙って静まり返り、動くことをやめ、
活動しない季節。

 
水は、全ての生物の命の源で、
必ず存在するもので、
生きていくうえで必要となるものです。

 
そのことから、
「黙って、どっしりと構えている、
存在感のある家族の大黒柱」である
お父さんを表しています。

 

ちなみに、陰陽五行説とは、
この世界の全てのものは、陰と陽の
2つの気、そして木・火・土・金・水の
五行で成り立っているという考えのことです。

 

arrow 緋鯉(ひごい)=お母さん

 
緋鯉の色は、赤です。

 
赤は、陰陽五行説によると、夏で
「火」を表します。

 
夏は、たくさんの生命を育む時期。

 
火は、「人間は、火を手に入れたことにより
知恵を得て、文明を築きだした」と
言われていることから、

万物を生み出す源とされており、
「知恵」を象徴するものです。

 
そのことから
「子どもを産んで育てながら家庭を支え、
生活の知恵をたくさん持っている
お母さんを表しています。

 

arrow 子鯉(こごい)=子ども

 
子鯉の色は青。

青は、陰陽五行説によると、春で
「木」を表します。

 
春は、冬の間眠っていた生物など、
全ての生命が、活動を始める時期。

 
気温も上がって暖かくなり、
木もすくすくと育っていきます。

 
その元気よく伸びていく木は、
まさに、子どもの成長を表しています。

 

 

伝統の行事や風習には、
さまざまな願いが込められていますけど、

鯉のぼりも、子どもの幸せを願ったものだったのですね^^

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