「北極と南極、どっちが寒いの？」
こう聞かれたら、どう答えますか？
「北のほうが寒いから北極だ！」
「南極のほうが氷がいっぱいあるから南極だ！」
「ひっかけだ！きっとどっちも同じぐらい寒いんだ！」
・・・いろんな意見が飛び出しそうですね(笑)
一体どれが本当なんでしょうか？
今回は、そんなギモンに答えるため、
北極と南極の違いについて調べてみました！
北極と南極はどちらが寒い？
北と南だと、北のほうが寒くて、
南のほうが暖かいって、思いますよね。
実際に、北海道は寒いし、沖縄は温かいし。
だから北極と南極だって、
「北極が寒くて、南極が寒い」と考えちゃいます。
でも実はコレ、間違いなんです！
結論を言うと・・・
北極と南極だと、実は
南極のほうが寒いんですよー！
どれぐらい寒いかと言うと、
- 北極は－25℃前後
- 南極は－50～60℃
南極と北極とは、何と！！
2倍もの気温差があるんです！
北極の－25℃前後と言うのは、
あなたのおうちにもある、
冷凍庫ぐらいなんですが、
-50℃というのは、熱ーいお湯を
撒いた場合、一瞬で氷になるぐらいの寒さです。
もう、寒いなんていうレベルじゃない・・・！？
痛いという感覚だそうですよ！
ロシアでは、たまーに－50℃を超える
場所があるそうですが、
ドアノブを掴むと、手がくっついちゃうんですってΣ(ﾟДﾟ)
・・・そんな場所で生活していくなんて、
絶対無理ですよね(^^;
ちなみに南極では、今までで一番
低かった気温は、2013年に観測された－93℃です。
それまでは、1983年の-89.3℃が一番でした。
-93℃って・・・人間はそこに
立っていられるのでしょうか？(笑)
想像できない寒さです・・・
そんな北極なんか目じゃないぐらい寒い南極。
どうしてそんなに寒いんでしょう？
こんなに寒いのはどうして？
陸があるから
普段からよく使っている、世界地図の本を
開いてみてください。
南極は大陸が描かれていますが、
北極は、何も描かれていないですよね？
これは、北極は、海の上に氷が張ったもので、
陸があるわけではなく、
南極は、「大陸」の上に、
氷が張っているからなんですが、
この「海の上に氷がある」のと
「陸の上に氷がある」のとでは、
気温に、大きな違いが出てくるんです。
海は、陸よりも温まりにくく、
冷めにくいので、ある程度の気温まで
下がると、それ以上は寒くなりません。
なので、海の上に氷がある北極のほうが
そこまで寒くなく、逆に、陸の上に
氷がある南極のほうが、冷えて寒いんです。
よく学校で、気温が低い日にプールに
入ったとき、プールから上がると
「プールの中のほうが温かかった！」
なんてことありますよね？
あれも、プール（水）の中は、
ある程度までしか冷えておらず、
それ以上に冷えているプールサイドの
ほうが寒く感じるのです。
暖流が流れてこないから
日本のまわりは海で囲まれていますよね？
その海には「海流」が流れています。
海流には大きく分けて、暖流と寒流が
ありますが、この海流にお魚さんが乗って
日本に流れてくるから、
いろんなところで魚が獲れて、
私達は食べることができています。
北極は、陸がないことから、
暖流がスーッと入って来やすいので、
海の温度がほとんど下がりません。
しかし南極は、陸があることで、
暖流を跳ね返してしまうので、
海の温度が下がり、気温も下がってしまうんです。
陸があるかないかで、いろいろ変わってくるんですね(^-^;
標高が高いから
北極の氷の厚さは、約10メートルほど。
これに対し、南極は何と、約2500メートルで、
その標高は、高いところでは、4000m以上。
高さがある山の上って、寒いですよね！？
あれと同じです。
標高が10mと、4000mでは、それだけで、
気温がかなり違ってくるんですね！
いかがだったでしょうか？
北極よりも南極の方が、こんなにも
寒いなんて、驚きですよね。
たぶん知らない友達のほうが多いと思うので、
明日学校へ行って、話してみるといいでしょう^^
「おおーすごい！」って尊敬されちゃうかもです！
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