新しい年を迎え、初詣に行ったとき、
神社へお参りに行ったときなどに
「お賽銭」ってしますよね。
お金を入れて、手を叩いて、お祈りをして・・・
だれもが、当たり前のように行っている
お賽銭ですが、なぜするのか、知っていますか?
「お賽銭の意味って・・・
願いを叶えてもらうために、
お金を納めるんじゃないの?」
こう考えてる人は多いと思います。
かくいう私もそうでした。
お金を入れて、
「健康でいられますように」とか
「恋愛がうまくいきますように」とか
願っていましたが・・・
実は、そういう意味でお賽銭って、
入れるわけじゃないんですって(´゚д゚`)
そこで今回は、当たり前のように
やっているけれど、意外と詳細を
詳しく知らない・・・
「お賽銭」にスポットを当てたいと思います。
お賽銭は、願いを叶えてもらうためじゃない!?
神社やお寺に行くと、お賽銭箱が置かれていますね。
そこへお金を入れて、
神様に願いごとを言って・・・
叶えてもらうというのが、
一般的な考えになっていますが、
実はこの考え、間違いがあります。
間違っているのは、
「神様に願いごとを言って叶えてもらう」という部分。
お賽銭の「賽」という字を使った言葉で
「報賽」「奉賽」というのがあるのですが、
これは「神様からいただいた幸せに
感謝をする」という意味を持っています。
つまり、「お金を入れて、神様に
願いごとを言って叶えてもらう」のではなく、
「神様への感謝の気持ちを込めて、
お金を入れる」んです。
お賽銭は、健康で、幸せな日々への
感謝の意思表示になるわけです。
願いを叶えてもらうために
お金を入れるわけではないんですね。
なので、よく「金額が高ければ高いほど
お願いを聞いてもらえる」と言いますが、
金額なんか、別に関係ないってことです。
ただ私は、「別に金額関係なく
気持ちさえ届けばいいじゃん」と
思っていたのですが、まずそもそも、
根本的なとこが間違っていたんですね(笑)
だからといって別に、願いごとを
言ってはいけないというわけではありません。
願いごとのためにお金を入れるのではなく、
神様に感謝をしてからお金を入れて、
お願いを聞いていただく、というのが
正しい、ということなんですよ^^
あくまでも、見返りを求めない心で
することに意味があるそうです。
ちなみに、その他にも、お賽銭をしたときの
「ちゃりーん」という音で「厄を払う」
という説もあるようです。
もともとはお金を納めていなかった?
今は、お賽銭と言えば、お金ですが、
昔は金や銀、そしてたくさんのお米が
納められていました。
「お米をたくさん収穫することができました。
ありがとうございます」という感謝の意味で
供えられていたんですね。
しかしだんだん、日本で紙幣や硬貨が
出回り始め、それと同じ頃に
「神社にお参りに行く」という風習も広まったため、
納められるのが「物」から「お金」へと
少しずつ変わっていったようです。
これがちょうど室町時代ごろ、
お賽銭箱が置かれ始めたのが、
江戸時代ごろだと言われています。
納めたお金の行方はいずこ?
神様への感謝の気持ちを込めて納めた
お賽銭ですが、これがどう使われているのか、
気になりますよね。
納められたお賽銭は、
神社の神主さんたちが回収します。
そして、神主さんたちが生活していくため、
神社の修理や管理を続けていくために使われます。
そのため、お賽銭は
「神様への感謝の意思表示」というより、
「神様が集まる場所を維持するために、
神主さんに対して渡すもの」という考え方もあるそうです。
お賽銭の秘密、
いかがだったでしょうか?
こういうのを知ると、お金出して
願いを叶えてもらおうなんて、
ムシがよすぎたかなあ、なんて思います。
まずは、神様に感謝することからなんですね。
今度お賽銭をする機会があれば、
ぜひ実践してみてくださいね!
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