昔から、日本人の食卓でよく見られる「納豆」。
栄養たっぷりだし、ご飯にもよく合うので、
毎朝食べている、という人も多いでしょう。
私の父は、体にいいからと毎朝食べていて、
納豆が苦手だった私に、よく勧めていたぐらいです。
「納豆を食べると、粘り強い人間になる」
なんて、もっともらしいことを言いながら。笑
ただ、そんな健康にいいと言われる納豆でも、
食べすぎると痛風になるとか、太るとか・・・
よくない話も聞きます。
そこで今回は、改めて、納豆がもたらす
効果を見ていくと共に、
食べ過ぎると本当にそうなってしまうのか、
その真偽を調べてみました。
納豆の効果とは?
細胞の再生や成長を促す
納豆には、ビタミンB郡が豊富に
含まれているため、日々の疲れや、
目の疲労を取り除いてくれたり、
健康で新しい皮膚や髪を作ってくれたりする
効果があります。
たくさん摂っても尿として排出するので、
体に害はありません。
また、納豆にはポリアミンという成分があり、
これも細胞の再生を促進する効果があります。
ポリアミンは、体内で作られるものですが、
年を重ねるにつれ、その量は減っていくので、
納豆を食べて補う、という感じですね。
ポリアミンを摂り、積極的に細胞を
再生してもらうようにすることで、
お肌を、シミやそばかすなどから
守ってくれる効果も期待できますよ(^^♪
骨を丈夫にしてくれる
これは、カルシウムが豊富に含まれているためです。
骨の病気にならないよう、
健康に保ってくれる、
太く丈夫にしてくれる、という効果があります。
女性ホルモンをバランスよく保ってくれる
大豆には、「イソフラボン」という成分が
含まれているので、
このような効果が期待できます。
そのため、乳がんの予防や
更年期障害の予防に効果があるんだそうです。
腸内をきれいに保ってくれる
食物繊維が豊富なので、
このような効果が期待できます。
腸内がきれいだと、お肌の調子も
よくなったり、便秘の予防や解消にも
つながりますよ!
納豆さんは、万能ですね・・・
改めて、その強さを実感しました(笑)
では次に、その逆に食べすぎると
どうなるか見ていきましょう。
納豆を食べ過ぎた場合は?
吐くことがある!?
納豆には、セレンという成分が
含まれています。
これは、細胞の老化予防や抗がん作用に
効果があるとされていますが、
たくさん食べ過ぎると、
吐き気をもよおしたり、吐いてしまったり、
肝機能不全などの中毒を起こすこともあるそう。
ただこれは、大量に、食べ過ぎた場合です。
1パック食べたぐらいで、
すぐ何か起こるわけではありません(笑)
中毒症状が出るには、1日当たり
730~750マイクログラムほど摂取しないと
いけないようです。
納豆には、100g当たり、
約235マイクログラムのセレンが含まれており、
納豆は1パック約50gなので、計算すると
5パックちょっとぐらい食べないと相当しません。
どんなに納豆が好きな人でも、
1日に5~6パックは食べないと思いますので(笑)、
そこまで神経質になることもないでしょう。
痛風になりやすい!?
痛風とは、体の中にたまった尿酸が
結晶となって、足首や膝などの関節に
激しい痛みを起こすという病気ですが、
納豆を食べると、なりやすいという話があります。
納豆には、100gあたり115mgの
プリン体が含まれており、
このプリン体の多さから、
こういう話が出たようですが、
これも食べれば、絶対にそうなる
というわけではなく、
あくまで、「食べ過ぎた」場合の話。
痛風持ちの方の、プリン体の摂取量は、
1日400mgまでという制限があります。
納豆1パック約50gぐらいとして計算すると、
プリン体は約57mgぐらいであると考えられます。
・・・これぐらいなら、
1日2パックぐらい食べても、問題はないでしょう。
太る!?
納豆のカロリーは意外と高く、
100gあたり、だいたい200kcalです。
これだと、1パック50gでは、
100kcalぐらいなので、そう考えると、
1パックぐらいなら、太るほど
影響が出ることはないかなと思います。
なのでこれも、「食べすぎなければ」
大丈夫ということですね。
いかがだったでしょうか?
健康にはとてもいい、
でも、大量に食べすぎるとダメ・・・
これは、納豆に限らずあることですよね。
全体の栄養バランスを考えると、
同じものをたくさんずっと摂り続けるのは
よくないと思いますので、
納豆は、1日1~2パックを目安に、
正しくおいしくいただきましょうね。
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