日本では、まだ馴染みの薄い「イースター」。
十字架にかけられたキリストが死から復活したことを祝うお祭りですが、このお祭りでは、殻に鮮やかなペイントが施された卵「イースターエッグ」がその姿を現します!
イースターは、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に行われるので、その間に海外に旅行に行けば、お土産として買う方もいると思いますが^^
ところであなたは、イースターエッグの意味をご存知ですか?
なぜイースターで卵が使われるのか?カラフルにペイントをするのはどうしてなのか?
などなど、今回は、あなたの知らないイースターエッグの意味とウサギとの関係について、迫っていきたいと思います(^^)/
イースターエッグとは?
イースターエッグとはズバリ、殻にカラフルにペイントしたりきれいに包装された卵のことです。
このイースターエッグを使って、世界各地で、いろいろなことが行われます。
部屋の中に隠して、子どもたちが探しだすゲームだったり、スプーンに卵を乗せ、落とさないようにゴールする「エッグロール」という遊びだったり・・・
このきれいにペイントされた卵ですが、
昔から、装飾された卵は、愛・冨・幸運・繁栄をもたらすものと信じられていたのだそうです。
そのため、10世紀頃、イギリスの国王であったエドワード一世は、450個ものゆで卵を、金箔に仕上げ、友人や兵士に渡していました。
これが、卵に鮮やかなペイントを施すようになった始まりと言われています。
ではなぜ、その卵が「イースターエッグ」としてイースターで使われているのでしょうか?
次で、その説明していきますね^^
イースターと卵の関係とは?
イースターの前は、魚料理メインで、肉や卵・乳製品は食べてはいけないという食事の制限がありました。
野鳥の卵を探しに行ってもダメ、食べることもダメ。
それが、イースターの日に解禁となります。
卵が食べられるようになるということで、皆がいっせいに、外へ出て、野鳥の卵を探しに行ったと言われており、卵を使った遊びも、その名残ではないかと思われます。
そんな卵の殻を破って生まれてくるのがヒナですが、「キリストが死という殻(墓)から出て復活した」ということに結びつけ、
「卵は、生命の象徴である」と考えられるようにもなりました。
またさらに、卵が生命の象徴と言われる理由として、下記のような伝説があります。
宇宙や生物が生まれるずっと前のこと。
1人の女神が、乳房の間に卵を抱いていました。
卵は、何千年もの間、彼女の胸で温められましたが、ある日突然ひびが入りました。
女神は、きっとここから何かが誕生するんだと思い、その卵を暗闇の中に置いて、その時をずっと待ちました。
そしてついに生まれたのが、宇宙であり人間や動物たちでした。
このことから、卵は聖なるもの、命を吹き込むものであると考えられるようになりました。
これはゲルマン・ケルト民族の伝説です。
そして、もう1つ、
イースターエッグは、イースターバニーが運んでくると考えられているため、うさぎも関係しています。
それはなぜなのでしょうか?
イースターエッグとうさぎの関係とは?
これもまた、いろんな説があります。
うさぎは多産で、とても元気にぴょんぴょん飛び跳ねて、動き回る動物。
多産であることから「生命の象徴」、そして動き回る様子から「生命の躍動」を
表すと言われています。
また、大人たちが、森の中に隠した卵を子どもたちが探し当てたとき、そのキレイな卵を見て、とても不思議に思いました。
ちょうどそのときに、飛び出してきたうさぎを見て、「うさぎが卵を生んだ」と大変喜んだということから、うさぎはイースターのシンボルとなった、という話もあります。
あと、ドイツ語では、イースターを「オースター」といいますが、これは春の女神であるエオストレという春の女神の名前から来ており、彼女のシンボルであるうさぎが、イースターの祝日に卵を運ぶ動物として登場するようになったという話もあります。
いかがでしたか?
どれが本当であっても、不思議ではない気がしますが、いろんな説にそれぞれ夢があってがあって面白いですよね(*^^*)
まだまだ、日本では馴染みのないイースターですけども、ハロウィンだって流行ったわけですし、ひょっとすると、ひょっとするかもですね^^
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